2012/08/13
アンニョンハセヨ!OCVB韓国事務所の夫と申します。
よろしくお願いします。
さて、無形の旅行商品をテレビショッピングで予約する?
日本では不慣れのことかも知れませんが、韓国ではすでにマーケティングの手段として定着し、5つのテレビショッピングチャンネルでは、最新毎週末、1日1チャンネル平均1〜3回放送されています。
放送は、ショーホストが直接旅行日程を体験する姿をカメラに収めて流します。商品は日本と中国などの短距離路線から、トルコとシドニーなどの長距離路線に至るまで様々です。
消費者は放送を見ながら希望する地域の旅行商品を選んで電話で予約をします。
最近、インターネットやSNSなどチャネルの多様化で新聞の購読率が減ってくることから、旅行会社では新聞広告をテレビショッピングに回す傾向もありますが、特に週5日勤務の定着と忙しい日常で、休日の前の金曜日と土曜日の夜のテレビショッピングは視聴率が上がります。
テレビショッピングは潜在需要を掘り起こす役割を果たし、旅行出発の可能性を高め、自社のブランド価値を上げるのに繋がることから、多くの旅行会社や航空会社が好んでいます。
消費者の立場では、商品の内容が放送で見られて、様々な特典があるため、信頼性が高くなります。消費者層も商品の販売価格によって分かれます。
通常の中低価格の商品の場合は1000〜2000コールの予約が発生します。沖縄の場合は日本の中でも一番の高級リゾートのイメージが強く、販売価格も高めで売られていることから消費者層が限定され、放送中の予約は500〜1000コールほどであります。
しかし、客層が経済的に安定しており、余暇や消費文化が盛んな壮年層に恵まれ、実際の旅への転換率も高い方です。
従って、一時間も続くテレビショッピングで紹介されるホテルや観光施設は消費者に高い信頼を与えるだけではなく、旅行会社間の商品の分析に繋がりますので、消費者や業界からの関心を引っ張り出すにも役に立ちます。
テレビショッピングの商品造成においては、航空をはじめ、宿泊、車両、観光施設、食事、ショッピングなど、様々な分野の協力が必要ですので、今後韓国側の旅行会社からのお問合せについては積極的なご対応をお願いしますね。
カムサハムニダ!