2014/07/15
皆さんこんにちは、沖縄県香港事務所 加藤です。
ここ香港は世界中から大企業や有能なビジネスマンが集まる世界トップクラスの物流、金融マーケットです。昨年は5,400万人の観光客が香港を訪れ、ますます、中華系マーケットの情報・トレンドの発信地として、また中国本土へのゲートウェイとして注目を浴びています。
沖縄へは今年の3月から、香港航空が1日2便へと増便し、香港ドラゴン航空と併せて週18便となり、香港から沖縄を訪れる香港人が加速度的に増えています。特に個々人の好みに合わせた個人旅行や、リゾートウェディングの人気が高まっており、離島へ足を延ばす方や1年間に何度も沖縄を訪れる方がどんどん増えています。
下記、写真①は、今年2月に開催されたHong Kong Valentine Wedding EXPOの様子ですが、イベント期間中約6万組のカップルが訪れました。会場では世界各地のツーリズムボードや現地旅行会社、ホテルなどが、海外挙式やハネムーン、バンケットなどを売り込みます。沖縄県からも10社の県内ウェディング関連企業がタッグを組んで沖縄リゾートウェディングを売り込み、12月と2月に開かれたEXPOなど、年間を通じたプロモーションで100組を超える成約数を獲得しました。2013年度の最終的な実績としては、香港から417組のカップルが沖縄でリゾートウェディングを実施しました。
写真①2014年2月16日Valentine Wedding Expo
香港人は非常に旅慣れていて、統計上では年間平均3回の海外旅行に出かけるというデータもあります。また、香港はフリーポートで世界各国の商品が街中にあふれています。
このような競争の厳しいマーケットですが、「沖縄観光」がブランドを構築し、香港人のライフスタイルへ沖縄の魅力を浸透させることを目指して、観光・文化エンターティメント・物産などあらゆるコンテンツを最大限に生かしてチャレンジングに取り組んでいる所です。
写真②は6月4日から10日まで香港島随一の繁華街にあるSOGOで行われた物産・観光展の様子です。サブタイトルを観光ブランディングのコンセプトである「Be.Okinawa」と題して、沖縄の雰囲気で県産食品や飲料をはじめ美ら海水族館のグッズや久米島発のコスメ、琉球ガラスの販売を通して沖縄の魅力を物産と観光が一体となって売り込みました。同時に、香港に進出している日本国内でも人気のカフェ「WIRED CAFÉ」での沖縄プロモーションを開催し、週末のイベントとしてオリオン沖縄ナイトを開催、筆文字アートや三味線等のパフォーマンスなども実施し、多くの香港人がオリオンビールと沖縄食材を使ったオリジナルの料理を楽しみました。
写真②2014年6月4日SOGOフェア
香港事務所は今年でちょうど20年目を迎える節目の年となりました。私で6代目となり、多くの県内企業の皆様や関係者の皆様の努力が実り、沖縄観光は大きく羽ばたくステージに来ていると感じています。
今後は、更なる需要の喚起のため離島・地域への誘客によるリピーターの創出を目指すとともに、スポーツ・体験・MICE・教育旅行等の新たな魅力の発信と香港人に口コミで広がり、ブームを巻き起こすようなプロモーションを仕掛けていきたいと考えています。
多くのインバウンド関係者と一丸となって「沖縄ブランド」をここ香港はじめ華南地域や広く東南アジアへも展開するため、香港事務所スタッフはいつでも皆様をサポートしていきます。宜しくお願いします。