沖縄県県外事務所が協力し、沖縄県が取りまとめた令和元年度上半期の沖縄県への入域観光客統計概況を報告します。
<令和元年度上半期の概況>
令和元年度上半期の入域観光客数は、534 万 8,600 人となり、対前年同期比で 15 万 1,300 人増加、率にして 2.9%増となりました。月別では、7月までは対前年同月を上回るとともに、当該月の過去最高を上回る客数を記録しました。8月以降は韓国市場の減速による影響が顕在化 しており、8月については前年同月を下回る客数となりました。
前年度上半期と比べて増加した主な要因は、次のとおりと考えられます。
○行政や民間が一体となった誘客プロモーションの効果
○国内航空路線の拡充
○昨年は麻しん発生や自然災害の影響が大きかったことによる反動
<国内観光客の動向>
ゴールデンウィークが 10 連休となり 4 月では初めて 60 万人を超えたことや、関西-下地 島(宮古)路線の新規就航等を含む航空路線の拡充(※)があったこと等から、前年を上回りました。
下半期は、景気のゆるやかな回復基調が続いていることや、引き続き航空路線の拡充が予 定されていること等から、堅調に推移する見込みです。
※新規就航のあった路線:関西-下地島(宮古)
主な増便のあった路線:神戸-那覇、中部-那覇
<外国人観光客の動向>
ゴールデンウィークに伴う旅行商品の高騰や、クルーズ船の寄港回数が減少したことに加 え、韓国市場における訪日旅行自粛の動きや航空路線の減便等から前年を下回りました。国籍・ 地域別では、台湾及び中国は前年並み、香港は好調に推移しています。
下半期は、引き続き韓国市場の影響が懸念ことから、厳しい状況が予想されます。
※新規就航等主な増便のあった路線:香港-那覇
※詳細な資料は下記「沖縄県文化観光スポーツ部観光政策課」のページよりご覧ください※