平成29年度の入域観光客数は957万9,000人で、前年度比で80万9,800人、率にして9.2%の増加となりました。初の900万人台を記録し、5年連続で過去最高を更新しました。
平成28年度に続き、全ての月において前年同月を上回り、各月の過去最高記録を更新しました。特に8月は初めて単月で100万人を突破したほか、70万人台を下回る月が一度もないなど、着実にボトムアップしております。
前年度と比べて増加した要因は次の通りと考えられます。
○行政や民間が一体となったプロモーション活動により、沖縄の認知度向上や旅行意欲の喚起を図ったこと
○離島直行便など国内航空路線の拡充による国内客の増加
○東南アジア方面などの海外航空路線の拡充・クルーズ船寄港回数の増による外国客の増加
<平成30年度の見通し>
景気が緩やかな回復基調にあることや、各航空会社による航空路線拡充の動きがあることなどから、国内観光地との競合が想定されるものの、国内旅行市場は堅調に推移すると見られます。
また、外国客については、台湾・高雄-那覇間においてLCCによる就航予定があり、空路客の入込増加が期待されることや、クルーズ船の寄港についても増加する予定となっていること等から、順調に推移するものと見込まれます。
<国内観光客の動向>
平成 29 年度の国内客は、5 年連続で過去最高となる 688万7,000人で、対前年比で 24 万6,900人、率にして3.7%の増加となりました。
これまでの年度における国内客の過去最高の入込は、平成28年度の 664 万100人となります。
<外国人観光客の動向>
平成29年度の外国客は、10年連続で過去最高となる269万2,000人で対前年比で56万2,900人、率にして26.4%の増となりました。
これまでの年度における外国客の過去最高の入込は、平成28年度の21万9,100人となります。
※詳細な資料は下記「沖縄県文化観光スポーツ部観光政策課」のページよりご覧ください